祖父の７回忌で４日ほど群馬へ。

田舎はいいなあ。息がたくさん吸える気がします。
空気が、草の青い香りがする。


上京して来た方にはわかって頂けるかもしれませんが、東京は戦う場所という感じで・・・
便利なんだけど、空気が薄くて時間の流れが早くて、なんだか落ち着かないのですよね。気を抜くと、底なしの虚しさに襲われそうな。
実家で美味しいものたべて、おしゃべりしてチャージできたので、また明日から頑張ります！


２０日、２１日、そして９月のコンサートに向けても、のびのびと練習できました。
 窓から見える景色が広〜い方が声も伸びやかに飛んで行く気がしますね（笑）
今回初めて歌う曲も良い曲がたくさんで、 みなさんにお届けしたいものばかり。
８月らしく、夏の歌や、戦争を機に作られた曲なども。

２１日はもともと日本語オンリーなのですが、２０日も結局日本語ばっかりになりそうです！笑
オペラアリアやドイツリートももちろん素敵なのですが、やっぱり私はお客様とその瞬間をより深く分かち合える日本語が、歌っていて一番しっくりくるんですよね。






さて。あと、最近本を読んでいます。
小学生の頃は本を大量に読んでいましたが、マンガを読むようになってから小説系の本をほとんど読まなくなった私です。
実用書は好きで、本屋さんに行ってふらふらと色々読むのですが。

フィガロの結婚で亜門さんの稽古を拝見して、その人間への洞察力や共感力、すべてのキャラクターを愛しく語るその姿に感銘を受けた私。
演出家の方は、それをどうやって舞台上でお客様に伝えるかがお仕事ですが、もちろん役者もキャラクターを作る上で、物語・人を読む力がある方がいいですよね。
で、足りないなあ。どうやったら蓄えられるかしら？と考え、一番簡単にできそうなのが小説を読む、ということでした。自分にない思考パターンを探る、と思って読み出したら、とっても面白くてハマりそうです。次はどうする！？とドキドキしてしまう。
これが物語の楽しみ方だったのかも。映画とかは大好きなのに、何故今まで気づかなかったのかしら（笑）文学作品も、今まではオペラの原作だから・・・とか半ば義務で読んでいたものも、もしかしたら違う視点でとらえられて楽しく読めちゃうかもしれません。歴史もあまり積極的に楽しめなかったけれど、ロマンを感じてしまいそう。わくわく。

とりあえず、今読んでいる伊坂幸太郎さんの本が終わったら、家にあるシェイクスピア全集をペラペラめくってみたいと思います。笑



８月２０日のコンサートは残りわずか、２１日は引き続きご予約御待ちしております♪
よろしくお願い致します